名前はMOD CHOPPER
hidemo designer wakakoです。 ヒデモの新作カスタムバイク、MOD CHOPPER 3は今週から一階の作業場に入っています。 (ここ二ヶ月ほどは二階のストック場に置かれてマシタ) いよいよ、フィニッシュワークに突入していく…のかな? ビルダーHIDEは自身のカスタムバイクプロジェクトの時は手順を追って作業したり指示を出したりはしないで、 ジックリと向き合ったり、考え込んだり、試行錯誤を繰り返したり、そりゃもうジタバタしてるんです。
外国の編集者の人は「なんでMOD CHOPPERっていう名前にしたの」と良く聞いて来ます(実は昨日もメールで質問されました)。 私がネーミングしたんですが…。特に意味は無く、その時スカミュージックを聞いてたから思いついた、としか言い様がありません。 60年代のイギリスが発祥のMODS。黒人音楽を愛し、カスタムスクーター(ベスパやランブレッタ)でクラブに行き、タイトなファッションでご機嫌にダンスしちゃおうというサブカルチャー。 たぶん聞いてたCDのライナーノーツに書いてあった解説の中に”MOD”という言葉があったんでしょうね…、忘れたけど。 まさかその時は何となく思いついた名前が外国人にツッコまれる…なんて夢にも思ってなかったからねぇ…。 でもそれじゃあまりにも薄っぺらいから最近は「MODという言葉は信念、音楽、バイク、生活全てを装飾するライフスタイルカルチャーを意味するから」とカッコつけてます(笑) 要するに「オシャレなバイクに乗ってオシャレに生きていきたいなぁ」という願いがソコに託されてるわけですよ。完全に後付け理由ですけど。 甲本ヒロト氏も「名前なんてなくっても~♪」と歌っていますが、質問される度に「別に名前なんてどうでもいいじゃん」という気持ちは未だに消えません。
MODSという語源はジャズ愛好家の人がトラッドジャズとモダンジャズを判別するために造ったらしいです。 そんな名前が持つ意味なども踏まえつつ、HIDEはモガき苦しみながら造形中です。 60年代のアメリカ映画イージーライダーを例に、カスタムバイクの総称として使われているCHOPPERとMODが合体した時、いったいどんなアイデアが生まれるのでしょうか?! …てな具合にそろそろ周りからプレッシャーを与えて行きましょう(笑) もう夏も終わりです。