ウイリーG. ダビッドソン!
hidemo designer wakakoです。 新しくなったヒデモオフィスを取材しに雑誌HOT BIKE / ハーレーに乗ってあの山へを執筆中の野上さんが来てくれました。そしてお土産にいただいたのがコチラの本、100YEARS(日本語版) / ウイリーG. ダビッドソン著です。
ハーレーライダーなら誰もが知っているモーターサイクルデザイナーのウイリーG.さん。ショベル時代のハーレー社をAMF社から買い戻し、ローライダーやファットボーイなど数々のヒットモデルを造り出してきたサクセスマンです。
この本、めちゃ面白いですよ。エンスーさんもオタクさんも初心者さんも誰もが興味深く読めると思います。
開発秘話やストーリーがほとんど、テクニカル的なクダリはあまり無くてカルチャーやヒストリーの解説が主な内容。なんでも定価はとってもお高い本だそうですよ。
先ずは1903年のハーレー社創設から始まります、原動機付き自転車として畑道や荒れ地を走り回ってたハーレーダビッドソンの当時の光景が写真と共に綴られていますよ。
サイドカーを付けたマシンに赤ちゃんからパパママまで一家7人がギュウギュウに乗り込んでいる写真に「サイドカーを装着して家族みんなでお出かけ」という解説が付いていますが、いくら100年前と言えどそれは無茶ノリでは…(焦)
1927年くらいになってくるとハーレーダビッドソンはレーシング向けのエキサイティングな乗り物へと進化を遂げてきます。よかった、ここでスピードを追求してくれなかったら今のハーレーは無かったカモ…、ひょっとしたら家族でお出かけ止まりだったカモ?
有名すぎる美しいボードトラックレーサー8-VALVEが誕生! それから80年後、その8-VALVEの写真を参考にヒデモはMOD CHOPPER 2ndを完成させるのでした(笑)
この本ではその後のカルチャーの歴史、ホリスター騒動やイージーライダーやジミヘンのヒッピーカルチャーを経由しながらウイリーG.さんが手掛けた数々の人気車種の解説へと流れて行きます。きっとハーレーファンなら必見の書ですね。