ロイヤルエンフィールド考察
hidemo designer wakakoです。 ただいまヒデモには英国の伝統的なロッカーズ単気筒バイク、ロイヤルエンフィールドが修理で入って来ています。 音楽関係のビジュアルクリエイターのオーナーさまを持つこのロイヤルエンフィールドBullet350くん、実は知り合いから譲り受けた車両らしいです。 おー。外観からはなんだかもの凄い長い歴史を感じちゃいます…。
このBullet350というモデルは1955年より全く変わらないスペックで今も生産されています(!) ようするに現行の旧車(レプリカ?)なんですねぇ。 でも通常レプリカモデルだと見た目の雰囲気を残したまま、機能性を向上させたりして開発されるんでしょうが、これは当時の生産ラインで、当時の性能のまま量産されてるんです。…きっと頑固一徹なんでしょう。 ロイヤルエンフィールド本社は英国。1950年初頭にはこのBulletモデルが沢山のバイクレースで活躍し、世界的な人気を得るのですが、1970年に輸入日本製バイクの勢いに負けて倒産してしまってます。 でも儲かってる時期に建てられてたインドのサテライト工場は現地の大企業から多大な投資を受け、本社が無くともこのBulletを造り続けるコトが出来ている…というのが現行の旧車たるストーリーです。
50年代後半~60年代前半に最盛期を迎えたイギリスのサブカルチャー、ロッカーズ。それを地で行く見た目? カッコいいです。 現代でも旧車レースのためのレーシングチューンナップベースバイクに活躍しているんですよ。 他の英国車ビンテージに比べると車体価格が安く、良心的な価格で新品パーツが手に入るとあって(だって生産ラインが現役ですから)人気みたいです。 トライアンフ、BSA、ノートン、ヴィンセント、マチレスなどの名だたるクラッシックカフェレーサーと一緒に目指すは59clubとACE CAFE…と言った感じ? ルイスレザーのジャケットにいっぱいピンズを付けて、クロムウェルのヘルメットにスタジアムゴーグル付けて、キック一発始動でゴー! デスね。