SPORTSTER

2017-01-18

今日はAKD号の製作を振り返りつつ、ペイントについて。

タンクとRフェンダーが形になったところで、ペイントデザインを考え始めます。早めに着手が肝心です。

ペイントといっても、ただ色を塗るわけではありません。

パテを盛ったり削ったりして下地を整えるところから始まり、一色塗っては乾燥させる作業を繰り返します。

ライン一つ入れるにもマスキングが必要ですし、仕上げにはクリアーの塗装を施し、コンパウンドで磨いているのです。(つや有り)

どうしても時間がかかってしまうのです。(敏腕ペインターさまに感謝)

当社ではペイントを外注していますが、2週間~かかります。

 

そしてペイントを依頼するためには、デザインが必要なのです。

 

最初に、お客さまの好みを伺いつつ、方向性を決めていきます。

遠方の方はメールやお電話で、ご来店いただける場合は実車を見ながら、打ち合わせを行います。

画像のやり取りなどでイメージをくみ取り、ドローイングしたりしつつイメージを固めていきます。

 

次に、そうしてできた平面的なイメージを立体的な実車に落とし込む作業へ。

実物に直接線を引いて、眺めて、アチラ・コチラから眺めて、また引いて・・・うーむ・・・

ロゴを一つ入れるにも、サイズ、位置や傾きなど、ちょっとしたことで印象が変わってくるのです。

ずっと眺めていると、判らなくなってくることがあるので、他の作業を進めたり、一晩おいてから最終決定したり。

私はこんな感じで進めています。

 

お客さまのほうでイメージがハッキリしない場合でも大丈夫です。

いろいろとご提案できますので、お気軽に好みを教えてください。

 

外装のペイントを依頼している間に、残りの作業を進めます。

ハンドル周りを組み立てたり配線をまとめたり、完成へ向けて黙々と。

最近、人知れず使っているこちらのスイッチ。

コレについては、またの機会に。

ワタリ